配線ダクトという名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。電化製品を使用するには必ず、電源ケーブルをコンセントに差し込まないといけません。その数が1個やあ2個と限られる家庭であれば、床にケーブルがあってもさほど気になりませんが、株式会社等の企業や学校などの施設では数多くの電化製品があるが故にケーブルも多くなります。そのまま放置すると無数のケーブルが床に散乱して非常に見栄えが悪く、さらに足を引っ掛けて転倒事故を誘発する恐れもあります。
それらを防止するために、配線ダクトという設備を備えて活用されます。配線ダクトは大きく分けて2種類があり、隠ぺい工法と外付け工法による施工の違いによって備える製品が異なっていきます。株式会社等の企業の場合、隠ぺい工法を用いるフロントライン式配線ダクトを備えるのが主流です。このダクトの特徴は天井の内部に電源ケーブルを収納することができ、さらに電源ボックスも内蔵できるので各電化製品の電源供給も効率的におこなえます。
フロントアップ式配線ダクトは、天井に電源ケーブルを収納することで360度範囲内のすべてに電化製品のケーブルを収納しながら、自由に可動させられる点が株式会社等で利便性が良いと判断されています。たとえば生産現場であれば、製品の組み立てに使用する電気ドライバーは所定位置のみ以外でも使用し。360度範囲で可動させられることで仕事の効率も大幅に上げられるというわけです。