インターネットを有線で使用する際に必須となるのがlanケーブルです。
文字通り、パソコンにケーブルを挿すことでインターネットに繋がるのですが、そのケーブルにも当然様々な種類が存在し、最適な種類や長さを選ぶことで通信環境が向上することもあります。lanケーブルの種類の一つに、単線とより線というものがあります。この単線とより線の違いというのは中にある芯が一本の銅線でできているかどうかという点です。lanケーブルは中に８本の芯があり、その芯の中には銅線が通っているのですが、それが一本でできているのが単線、芯の中の銅線が７本でできているのがより線です。つまり単線は１本の芯が1本の太い銅線で出来ている為に固く、より線は１本の芯の中に更に細い銅線が７本入っている為柔軟性があります。その違いによりメリットとデメリットが生まれます。
単線は安定した通信ができるというメリットがあり、長く線を敷く場合に適しています。その為、工場などの広い空間にケーブルを這わせる場合に使用する方がいいということになります。しかし、固い為に曲げたりするのに向いておらず、複雑な経路を通るような場所には使用しづらいです。その為、工場などよりは一般的な家庭で使用する方がいいということになります。特に重要なデメリットというわけではないのですが、念のため覚えておいた方が無難ではあります。このように、メリットとデメリットがありますが、必ずしも長い距離を這わせなければならないというわけではありませんから、状況に合わせて選ぶようにしましょう。