通信規格に様々な種類があるように、通信するのに必要となるlanケーブルにも規格が存在しており、種類によって通信速度が異なります。
近年は通信速度の速いサービスも安く利用できるようになってきましたが、古いlanケーブルを使っていると十分なスピードが出ないこともありますので、サービスを変更したときはlanケーブルの見直しが必要になることもあります。規格にはCAT5、CAT5e、CAT6、CAT6eなどがあります。数字が大きくなればなるほど伝送帯域が大きくなるため、通信速度が速くなります。各規格についている「e」はエンハンスドの略です。エンハンスド、つまり拡張されているという意味になりますので、CAT5とCAT5eの場合はCAT5eのほうが通信速度が速いです。
CAT5は現在販売されておらず、過去の規格ですが、長く使っている家庭ではいまだに使用されているケースがあります。ケーブルがアルミで保護されているSTPと保護されていないUTPという違いもあり、規格やシールドの有無によってlanケーブルの価格も異なってきます。無線と比較すると有線接続は周囲の影響を受けにくい通信ですが、近くに電子レンジなど家電が置かれている環境ではシールドがあるほうが通信は安定するでしょう。
現在一般の家庭で広く使われているのがCAT6や、6のエンハンスドとなっています。CAT8までありますが、データセンタなど大容量の通信を行う施設向けの規格なので、一般家庭には適していません。契約しているサービスにあった自分の環境に合うものを選びましょう。
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