屋外に設置されている硬質素材の配線ダクトの主な特徴

配線ダクトというと、室内に敷設されている電気ケーブルを収納するものというイメージがあります。このダクトは電気ケーブルを人目に付かないようにしつつ、床にケーブルが散乱して足を引っ掛けるのを防止するという役割を担っています。電気を使用する機器は屋内だけでなく屋外にも数多くあり、それらに備わっている電気ケーブルも配線ダクトに収納されます。一般的な屋内用配線ダクトの場合、素材として使用されているのが塩化ビニールです。

軟質性で狭い隙間に設置することができ、熱することで自在に形を変えることができます。ところが屋外用の製品は硬質素材の強化プラスチック製となっており、40kgの力を加えても折り曲げることができません。成形されたままの形で使用するため、湾曲部に設置する際は各製造メーカーに依頼をして場所に見合った成形を依頼する必要もあります。屋外用配線ダクトで硬質素材が使用される理由としては、耐久性を重視してるからです。

屋内であれば急激な気温変化は少なく、直射日光が当たることもありません。さらに雨にも濡れることがなく、常に恵まれた環境下で使用できます。しかし屋外ではその限りではなく、直射日光や雨にさらされて劣化しやすくなります。この劣化を防ぐには非常に耐久性に長けている硬質素材の強化プラスチックが望ましく、屋外用配線ダクトに採用されました。

ダクトが有する機能は屋内用と何ら変わりなく、しっかりと電気ケーブルを収納して各機器を用いることが可能です。

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