次世代lanケーブル「CAT6シリーズ」の概要

一般家庭はもちろんのこと、学校や会社・公共施設等で情報端末をインターネット回線に接続する際に用いるものがlanケーブルです。

回線終端装置とパソコン、またはネットワークを構築している場合は各パソコン同士をつなぐのにも利用すうものです。このlanケーブルは1999年に誕生し、ADSL・光回線の両方に対応しています。lanケーブルの基本構造はグラスファイバー素材による光の乱反射を用いた通信伝達なので回線の種類を選ばないという特徴がありましたが、昨今の光回線は100MBbps以上の高速通信となり、既存のケーブルでは十分な高速通信がおこなえなくなりました。2018年に新たに開発製造されたものが「CAT6シリーズ」というlanケーブルです。

このケーブルでは最大1GBbps・伝達帯域は256Mhzの範囲をカバーし、次世代通信規格の5Gにも対応しています。「CAT6シリーズ」では従来までのケーブルよりもラスファイバーが4本追加されており、計3種の異なった通信伝達を同時におこなえるのが特徴です。これによりインターネットの上り・下りの通信をそれぞれ分けて同時に処理ができるので、高速通信を可能にするケーブルになりました。「CAT6シリーズ」のlanケーブルはADSL回線には対応しておらず、50MBbps以下の光回線で使用するとノイズが発生する可能性があります。50MBbps以上の光回線向けのケーブルとして確立されているシリーズです。
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